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授業動画の台本、AIで5分の尺を構成よく書く

反転学習や補充用の短い動画の台本を、AIで構造化して作成する方法と点検のコツをまとめました。

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反転授業や補充学習用に短い動画をつくるとき、台本なしで撮影すると話が間延びし、要点がぼやけます。AIで台本を書けば作業は速くなりますが、読むための文章と話すための台本はまったく異なる文法を持つという点を見落とすと、ぎこちなくなります。

話すための台本の条件

書き言葉をそのまま読むと硬くなります。AIに次の点を明示してこそ、自然な台本が出てきます。

  • 話し言葉の指定: 「親しみやすい口調で、一文は短く」と依頼します。
  • 呼吸の単位での分割: 5分の動画なら1分単位で小主題を分け、視聴者がついてこられるようにします。
  • 画面指示の挿入: 「ここで画面にグラフを表示」といった演出のメモを台本にあわせて入れさせます。

実際に、ある高校の数学教師は「二次関数のグラフ」の3分動画の台本をつくるとき、「最初の30秒はなぜ学ぶのか、次の2分は描き方、最後の30秒はつまずきやすい点」と時間配分を指定し、無駄のない台本を得ました。

撮影前の点検項目

  1. 冒頭のフックの確認: 最初の10秒に興味や問いが込められているかを見ます。なければ児童生徒はすぐに離脱します。
  2. 一本の動画に一つの概念: 欲張って複数の主題を入れていないかを点検します。
  3. 声に出して読む: 台本を口に出して読み、舌がもつれる文を整えます。
  4. 締めくくりの整理: 最後に要点を一行と、次の動画の予告を入れます。

短い動画の敵は情報の不足ではなく情報の過剰です。5分の中で一つだけを確実に残すという節制が、完成度をつくります。

字幕とアクセシビリティまで押さえる

動画はつくった後の活用の仕方まで考えてこそ、本当の学習資料になります。とりわけ繰り返しの視聴とアクセシビリティが、短い動画の強みです。

  • 字幕への台本の活用: 書き上げた台本をそのまま字幕として使えば、音量を上げにくい環境や、聴覚に困難のある児童生徒もついてくることができます。
  • チャプターの表示: 小主題ごとに時間の地点を書いておけば、児童生徒が必要な部分だけを選んで見返すことができます。
  • 速度調整の案内: 難しく感じている児童生徒には0.75倍速を、速い児童生徒には1.5倍速を勧めます。
  • 確認の問いの添付: 動画の下に簡単な点検の問いを二、三つ添えて、視聴が学習へとつながるようにします。

実際に、ある教師は反転授業の動画ごとに台本を字幕として入れ、チャプターを表示したところ、児童生徒が分かりにくい部分だけを選んで繰り返し視聴するようになり、授業時間の質問がより具体的に変わったと伝えています。つくることと同じくらい、どう見せるかが重要です。

要点の整理

動画の台本は、話し言葉の指定、呼吸の単位での分割、画面指示の挿入が基本です。冒頭のフックと、一本の動画に一つの概念という原則を守り、声に出して読んで整えれば、撮影がぐっと楽になります。字幕とチャプター、確認の問いまで備えれば、一度つくった動画を何度も活用することができます。はじめは、よく質問を受ける概念を一つ3分ほどにまとめてみながら、自分なりの台本の型をつくってみることをお勧めします。一本をきちんと仕上げてみれば、次の動画からは同じ構造を素早く再利用できるので、時が経つほど制作は身軽になっていきます。

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