大学の講義やゼミにも、参加を引き出すモジュール型授業
大講義とゼミの一方通行を、参加コードとリアルタイム提出・ボードで双方向の授業に変える方法をまとめました。
百人が座る階段教室で教員が二時間話し続けると、前列の数人を除いてノートパソコンの陰に表情が消えていきます。問いを投げかけても手を挙げるのはいつも同じ三、四人で、残りの学生の理解度は試験を受けるまで知るすべがありません。ゼミ室に場所を移しても事情は大きく変わらず、発表者一人が話し、ほかの学生は聞いているだけで終わってしまうこともあります。大講義の本当の問題は学生の数ではなく、言葉が一方向にしか流れないことにあります。
規模が大きくなるほど声が消えていく理由
大講義の沈黙は学生が消極的だからではなく、構造が参加を難しくしているからです。
- 匿名性の陰: 百人の中で手を挙げるのは負担です。間違えるかもしれない、時間を奪ってしまうかもしれないと、大多数が沈黙を選びます。
- 応答の通路がない: 全員が同時に答える方法がないので、参加はいつも声の大きい少数のものになります。
- フィードバックの遅れ: 学生が何を理解したのかを確かめる手立てが中間・期末試験しかなく、誤解を正すタイミングをすでに逃してしまいます。
参加は学生の性格ではなく設計の結果です。全員が同時に答えられる通路を開いておけば、静かな講義室も声を出しはじめます。
参加コード一つで講義室を双方向に
Flipssonはインストールなしでウェブブラウザからそのまま使えるモジュール型授業プラットフォームなので、大講義室でも特別な準備なしに立ち上げられます。講義資料はブロックエディタで組み立てます。本文とコールアウトで概念を整理し、YouTubeブロックで事例の動画を載せ、随所に短答課題・記述課題ブロックを挟み込んで、説明の合間ごとに学生が答える場所を仕込んでおきます。
講義が始まると、学生は参加コードを入力するだけで入ってきます。アプリのインストールも、面倒な発行手続きもないので、百人が座る講義室でも数秒で全員が接続できます。教員が質問ブロックへ進めると学生の画面も一緒に移動し、答えを提出した瞬間にリアルタイム提出カードとして画面に浮かび上がり、今この概念を何人がどう理解しているのかがその場で見えてきます。手を挙げなくても全員が答えを出せるので、沈黙していた多数の声が初めて画面に現れます。
ゼミには意見・チームボードがぴったりです。学生が考えをカードで投稿すると約4秒ですべての画面に広がり、互いのカードにいいねやコメントをつけながら議論が続いていきます。発表者一人ではなく、参加者全員が同時に論点を積み上げていきます。学生が行き詰まった箇所はAIチューターが受け止めますが、インターネット全体ではなく今扱っているそのモジュールを根拠に答え、出典ブロックまで示してくれるので、講義の範囲を外れない補足になります。
要点整理
講義の規模が大きいという理由で、一方通行の授業を当たり前だと考える必要はありません。参加コードで全員を迎え入れ、リアルタイム提出カードで理解度をその場で確かめ、ボードでゼミの声を集めれば、百人の講義室も双方向に流れはじめます。Flipssonはクレジットカード登録なしで始められ、クラス10個まで無料なので、次の一講義から参加を促す質問を一つ加えることから始めてみてください。

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