一人で溜め込まず分け合う、先生同士の授業資料の協働
それぞれが作った授業資料が個人フォルダに散らばってしまう問題を、ライブラリの共有で一緒に積み上げて再利用する協働の方法としてまとめました。
同じ学年を教える三人の先生が、それぞれのノートパソコンでほとんど同じプリントを別々に作っている光景は、職員室でよく見かけます。隣の席の先生が先週手をかけて作った議論の発問があるのに、ファイルが個人フォルダの奥深くにしまわれていて、その存在すら知らないまま一から作り直します。先生一人のよい授業が、その人のフォルダの中で終わってしまうことこそ最大の無駄 です。学期末になると、誰の何がどこにあるのか誰も整理できないまま、次の学期にまた各自が一から始めます。三人が一度ずつ作れば済む資料を、三人が三度作っているようなものです。
協働が進まない本当の理由
資料の共有が難しいのは、先生方に分け合う気持ちがないからではありません。分け合うための「単位」と「置き場所」がないからです。
- かたまりの問題: 資料が1枚の文書に丸ごとまとまっていると、必要な活動1つだけを取り出して使うのが難しくなります。
- 場所の問題: ファイルが個人のパソコン、メッセンジャー、メールに散らばっていて、最新版がどれなのか分かりません。
- 作り替えの問題: 人の資料をもらっても自分のクラスに合わせて直すのが面倒なら、結局は新しく作ることになります。
よい協働とは資料を誰かに押しつけることではなく、互いに取り出して直して使える共同の引き出しを置くことです。
Flipssonのライブラリで一緒に積み上げる方法
Nallijakuのモジュール型授業プラットフォーム Flipsson は、資料を活動単位のモジュールとして扱うため、分け合うことも再利用することも自然に進みます。インストール不要でウェブからすぐ開けるので、ツールを行き来する必要なく1つの流れの中で資料を仕上げられます。
まずブロックエディタで授業を作ります。見出し・本文・コールアウト・画像・YouTube埋め込み・短答課題・記述課題・ファイル提出など約10種類のブロックをドラッグで載せ、1つの画面で授業モジュールを完成させます。こうして作った資料は文書ではなく組み立てられたモジュールなので、必要なかけらだけを取り出して、別の先生がそのままつなぎ合わせることができます。
核心はライブラリです。完成したモジュールをライブラリに保存しておけば、次の学期や別のクラスで丸ごと呼び出し、日付と例だけを変えて使えます。ある先生が「導入のコールアウト」「5問の確認課題」「記述課題の様式」を作って保存しておけば、同学年の先生はそのモジュールを取り出し、自分のクラスの流れに合わせて順番を組み立てるだけで済みます。受け取ったモジュールを自分のクラスの水準に合わせてブロックをいくつか差し替える作り替えも、クリック数回で終わるので、人の資料だから作り直すという負担がなくなります。それぞれがよく作ったかけらが集まるほど共同の資料棚が厚くなる 構造なので、学期を重ねるほど準備の時間が減っていきます。さらに、うまく機能した設問をライブラリに残しておけば、来年この単元を担当する後輩の先生が一から迷うことがなくなり、前任の先生のノウハウが資料のまま引き継がれます。
まとめ
先生同士の協働の始まりは、大それた決意ではなく、一度作ったモジュールをライブラリに保存して互いに再利用する という小さな習慣です。ブロックで資料を組み立て、かけら単位で保管しておけば、分け合うことも直して使うことも軽くなります。クレジットカード登録なしで始められ、クラス10個まで無料 なので、同学年の先生と一緒に単元を1つライブラリに上げて分け合う1コマの授業から始めてみることをお勧めします。

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