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授業用の挿絵・画像、著作権の心配なくAIでつくる基準

教材やワークシートに入れる挿絵をAI画像でつくるとき、著作権と品質をあわせて押さえる基準を整理しました。

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ワークシートやスライドに絵を一枚入れたいとき、インターネットから適当な画像を持ってきて使えば著作権の問題が生じます。AI画像生成はこの悩みを軽くしてくれますが、AIがつくった画像だから無条件に安全というわけではないという点をまず知っておいていただく必要があります。

著作権の面で確認すること

AI画像も学習データや特定のキャラクターを真似て描いてしまうことがあるため、注意が必要です。

  • 有名キャラクター・ロゴの回避: 「特定の漫画のキャラクターに似せて」は危険です。一般的な人物・事物として依頼してください。
  • 商用利用規約の確認: 使用するツールの利用規約で教育・配布の用途が許されているかを自分で確認します。
  • 実在の人物の回避: 特定の人物の顔をかたどってつくると、肖像権の問題が生じます。
  • 出典表記の習慣: 「AI生成画像」と小さく表記しておけば、児童生徒にとっても良い手本になります。

著作権上の安全の要は、「誰のものにも似ていない、新しくつくった画像」をつくることです。有名な何かを真似ようとした瞬間に危険が始まります。

授業で使える品質に磨き上げる

  1. 用途の明示: 「小学校低学年のワークシート用、シンプルで明るい線画」のようにスタイルと対象を指定します。
  2. 文字を入れない: AI画像の中の文字はしばしば崩れます。文字は編集の段階で自分で入れてください。
  3. 一貫した画風の維持: 一つの教材の中では同じスタイルのキーワードを再利用し、統一感を持たせます。
  4. 誤りの点検: 指の本数や物の形など、不自然な部分がないかを拡大して確かめます。

実際に、ある小学校の教師は安全教育の資料の挿絵をすべて「丸みがあって親しみやすいフラットイラスト」のスタイルに統一し、複数の単位時間の資料が一つのセットのように見えるようにしました。

挿絵を教育的に使う方法

きれいな絵がそのまま良い教育資料になるわけではありません。挿絵が学習を助ける方向に働いているかを吟味していただく必要があります。

  1. 正確さを優先: 理科の図解や地図のように事実を担う絵は、美しさよりも正確さが先です。AI画像は細部が誤りやすいので、概念図は自分で検証します。
  2. 固定観念の点検: 職業や性別を描くときに一方に偏った表現がないかを見ます。医師は男性、看護師は女性といった固まった絵は避けてください。
  3. 装飾と情報の区別: 単なる雰囲気づくりの絵と、内容を説明する絵とを区別し、情報のための挿絵により手をかけます。
  4. 多様性の反映: 人物の挿絵に、さまざまな外見や背景が自然に含まれるよう依頼します。

実際に、ある教師は職業の単元の挿絵をつくるとき、意図的に性別や外見を多様に混ぜてほしいと依頼し、児童生徒が職業に対する偏見なく絵を見られるようにしました。挿絵の一枚も隠れたメッセージを含んでいるという点を覚えておいていただきたいと思います。

要点の整理

AIの挿絵は著作権の負担を大きく軽くしてくれますが、有名キャラクター・実在の人物の回避と規約の確認は必ず経なければなりません。用途・スタイルを具体的に指定し、文字は自分で入れ、画風を統一すれば、いっそう完成度の高い資料になります。よく使うスタイルのキーワードをメモしておけば、次の資料からはずっと速くなります。

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