授業資料の作成時間を半分に減らすブロック再利用戦略
毎回いちから作る授業資料の制作を減らし、一度作ったモジュールを再利用して準備時間を節約する方法を整理しました。
授業を1コマ準備するのにかかる時間を書き出してみると、肝心の「教えるための設計」よりも「資料をつくる雑務」のほうに多くの時間が取られている、ということがよくあります。文書ソフトで学習プリントをつくり、動画はリンクを別に整理し、クイズはアンケートツールで新たに組み、討論のテーマはまた別の文書に書きます。同じ単元を次の学年でもう一度教えるときも、この過程をほぼ一から繰り返す という点が、最も大きな無駄です。資料が一か所に整理されていないため、昨年のものを探すだけでもずいぶん時間がかかります。
また使えるようにしておくことが要点
資料の作成時間を減らす秘訣は、速くつくることではなく、一度つくったものをまた使えるように分けておくことにあります。
- 資料を「文書1枚」ではなく、活動単位の小さな断片に分けておきます。
- よく使う断片(説明、クイズ、討論の発問、提出のひな型)を一つの保管庫にまとめておきます。
- 次はいちからつくらず、断片を取り出して順序を変えて組み立てる ようにします。
最も速い資料作成とは、速くタイピングすることではなく、昨年つくったものを5分で取り出して使うことです。
Flipssonのブロックとライブラリで解く方法
Nallijakuのモジュール型授業プラットフォームFlipssonは、この「分けて再利用する」を道具の基本的な動作原理として据えています。インストール不要でウェブからすぐに使え、ツールを行き来することなく一つの流れで資料を仕上げられます。
資料はブロックエディタでつくります。見出し・本文・コールアウト・コード・画像/YouTube・短答/記述課題・ファイル提出など約10種類のブロックをドラッグで重ね、一つの画面で学習プリントを完成させます。動画はYouTubeブロックですぐに挿し込み、確認問題は短答課題ブロックで、意見の収集は記述課題ブロックでつなげていけば、説明-動画-クイズ-討論が一つの資料の中で途切れることなく 流れます。それぞれの課題ブロックは文字数・必須回答・ファイル形式をクリックで設定できるので、別のアンケートツールを立ち上げる必要がありません。
本当の時間の節約はライブラリから生まれます。完成したモジュールをライブラリに保存しておけば、次の学期の同じ単元でまるごと呼び出し、日付と例だけを変えて使えます。活用は次のような段階で進めることをお勧めします。
- よく教える単元を一つ、ブロックで一度ていねいにつくってライブラリに保存します。
- 「導入のコールアウト」「5問の確認クイズ」「記述課題のひな型」のように、よく使う断片を別に小さなモジュール としても保存しておきます。
- 次のコマではいちからつくらず、ライブラリから断片を取り出して順序を組み立てるだけにします。
ここにライブ授業のリアルタイム提出カードが加われば、学習プリントの配布と課題の回収が一つの画面で完結します。紙で集めて採点のために並べていた作業がなくなり、だれが出してだれが出していないかがカードですぐに見えるようになります。
まとめ
資料の作成時間は、一度つくったモジュールをライブラリに保存して再利用する ときに本格的に減っていきます。ブロックで一つの流れに資料を組み、よく使う断片を保管しておけば、次の学期は組み立てるだけで済みます。クレジットカード登録なしでクラス10個まで無料ですので、まずは単元を一つブロックでつくってライブラリに入れてみる、という小さな実験から始めてみることをお勧めします。

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